こんにちは。気づけばすっかり冬になり、寒さが本格化してきました。
寒くなると食欲が増すという方、いませんか?
「寒いほうがエネルギーを使うから」という説もありますが、
憂鬱な気分になると、つい食べすぎてしまう
日照時間の短さがセロトニン不足となり、セロトニン不足が食欲に関係しているという説もあります。
日中はなるべく陽にあたって過ごしたいですね。
さて、今日は僕が料理人を志したきっかけについてお話ししたいと思います。
僕の実家は、飲食店を営んでいました。
愛と栄養のあふれるおいしいお料理で人を喜ばせ、笑顔になってもらう。
それを子どものころから間近で見て育ち、気がついたら自分も同じ道を歩んでいました。
社会人になってからは、昼は建設現場で働き、夜は飲食店でアルバイトの生活をしてましたが
成人したことを機会に本腰をいれて料理を極めようと、何のツテもないなか1人京都へ。
食べ歩きをしつつ働かせてもらえるお店を見つけ(実はミシュラン店でした)、寮生活をしながら料理人を志しました。
寮の部屋にゴキブリが出て、虫が本当に苦手な僕がとった行動…『よし!あいつに電話しよう!』
地元の友人に電話し、対処法を聞いた事も、ある意味いい思い出です。(笑)
料理人として働き始めてからは、賄いで数々の料理を教えていただき
その中でも鯛のアラ炊きを教えてもらった際に、家族に振る舞おうと作ったところ、鯛の下処理が不十分…
魚独特の匂いにみんなは文句を言い、それでも笑いながら、ペロリと食べてくれたのをいまだによく覚えています。
失敗したのに家族が喜んで食べてくれたことが本当に嬉しく、とても印象に残ってますね。
北九州に戻ってからは、料理長としての勤務や、某料理屋さんの立ち上げ支援などを経て、
2010年に仕出し屋として花かがみを開業いたしました。
今年で料理人歴は約20年。
屋号の由来にもなっている「花鏡(かきょう)」の「初心不可忘(しょしんわするべからず」を胸に
これからも精進して参りたいと思います。